このシビアな世の中で小さな一個の人間にできることはなんだろう

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雫をのせた緑の葉

社会から一歩も二歩も距離を置き、はぁ、と一人溜息をつきたくなるときがあります。
自覚はないけれど、もしかしたら疲れているのかもしれません。

ただ普通に生きることがこんなにも難しい。
若い人ほど共感してくれる感覚かもしれません。
なんというか、なにもかもがしんどい。
ただひたすらにしんどい。

そんなしんどい世の中で、人々は生きるためにギラギラとエネルギーを迸らせて、常に上を向いて、なんでそんなに頑張れるの!?というくらい頑張って、他者と競争して、打ち勝って、先へ先へと邁進していく。

でも、そんなタフな生き方ができない人もたくさんいると思うんです。
お察しかと思いますが、私はこっちの方の人間です。

とはいえ、どんなにシビアな社会といえどもなんとか生きていく必要があって。
頑張って食らいついてみたり、できることを一生懸命やってみたり。
自分を励まして奮い立たせてみたり、信念を貫いてみたり。

それでもなんだか、非常にこう、一人相撲というか… 打てば響くの逆というか…
せっかく持っている力を社会に向けて発揮しきれず、もてあましている感覚が強いです。

力というのは、職能とか特技とか、わかりやすいものに限った話ではありません。
性格とか好みとか習慣とか、そういうのも十分、個人が持つ力といえます。
特性と言い換えてもいいし、適材適所の“適材”にあたる部分でもありますね。

いやほんと、このシビアな世の中で、小さな一個の人間には何ができるんでしょう。
頑張っても報われない世の中で、どんなはたらきをすればいいのか。
どんな価値が提供できるのか。
どんな役割を果たせばいいのか。

まだまだ手探りの日々は続きそうです。
溜息。