セクシュアリティやジェンダーについて、自身のアイデンティティが定まっていない人のことを『クエスチョニング』と呼ぶんだそうです。
まさかこんな概念があったとは…!
クエスチョニングについて詳しく
この言葉を知ったきっかけは下記の記事でした。
[4コマ]☆クエスチョニング☆|俺の嫁ちゃん、元男子。(ちぃのGID-MtFの4コマブログ)
セクシュアリティやジェンダーについて自身の『アイデンティティ』が定まっていないアイデンティティ、もしくは迷っている段階のセクシュアリティ、それが「クエスチョニング」。
人によっては「ゆらぎ」や「セクシュアリティ迷子」とも呼ばれるけれど、それよりもかなり肯定的な意味合い。
「クエスチョニング」はその頭文字を取って『Q』と表記したり、他にも『クエスチョニングセクシュアル』や『問性愛』という人も。
セクシュアリティとは、主に性的指向(性愛の対象)のこと。
ジェンダーとは、主に性自認(自分をどの性だと思っているか)や社会的な性別のことです。
これらについて迷っている、もしくは定まっていないケースを『クエスチョニング』と呼ぶわけですね。
もともとセクシュアルマイノリティに興味があり、大学の卒論もこれ(特にトランスジェンダー)について書いたりと、それなりに勉強していた身なのですが、まだまだ知らないことがたくさんあるんだなぁ…としみじみ。
個人的に『セクシュアリティ迷子』っていうのが言い得て妙だなと笑ってしまったのですが、確かにこれだとかなり否定的なニュアンスがありますね。
私自身がこれだった!
なにより一番衝撃的だったのは、私自身がクエスチョニングだと気付いたこと。
私の場合、ジェンダーははっきり自覚しているのですが、実はセクシュアリティがいまいち曖昧。
20代後半になってもいまだにわからず、このことを正直に人に話すとドン引きされる始末…
いい加減自分でも気持ち悪い、居心地が悪いと焦っていたところでした。
近頃はAセクシャル(他者に対して恋愛感情や性的欲求を抱かない人。アセクシャルとも)なのかな?とも考えていましたが、これも今ひとつしっくり来ないんですよね。
「わからない」っていうのが本当に正直なところだなと。
まさかそんな曖昧な状態に名前を与えられる日が来るとは思ってもみませんでした。
安心感というか、ストンと落ちる感覚を得てほっとしました。
私もセクシュアルマイノリティ!?
ということは、もしや私もセクシュアルマイノリティということになるのか…!?
そのことにも気付いて二重に驚きました。
興味があってたくさん勉強してたけど、まさか自分が当事者になるとは思ってもみませんでした。
いまだに実感が湧きませんが、そうとなればぜひセクシュアルマイノリティのコミュニティに顔を出してみたいなとか、このことについて真剣に語れる当事者と話をしてみたいなとか、今はそんな風に思っています。
一気に距離が縮まった感覚があって、いいのか?大丈夫か?と戸惑いまくっているところなので、お優しい方、もしよろしければご助言いただけますと幸いです…!