Webサイトってどうやって作られてるの?できるだけ簡単に工程をまとめてみた

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「Webサイトが欲しいけど、何をどうしたらいいのかわからない…」
「業者に依頼しようにも、わからないことが多すぎて不安…」
「見積もりが高額すぎてぼったくられている気がする…」

Webサイトを作るにあたり、そんなような不安を感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

この記事では、フリーランスでWeb制作業をやっている筆者が、「Webのことは専門外」という方に向けて、Webサイトがどのようにして作られるのか、その大筋をできるだけ簡単にご紹介していきます。

1.問い合わせ・相談

まずは、業者にサイトを作りたい旨を問い合わせます。
その際、長文になっても構わないので、条件やイメージをできる限り詳しく伝えましょう。
具体的には、下記のような項目をはっきりさせておくと良いでしょう。

  • なんのサイトか(ex. 自分が経営している美容室のサイト)
  • どんな内容か(ex. 5ページくらい、LINEやFacebookの情報を載せたい、ブログもつけたい)
  • 目的は何か(ex. 新しいお客さんを増やしたい、スマートフォンで検索してほしい)
  • どのように運用するか(ex. 自分たちでブログやギャラリーを更新できるようにしたい)
  • 希望のイメージ(ex. 明るいグリーン、清潔で爽やかな感じ)
  • イメージに近いサイトのURL
  • 素材はあるか(ex. お店のロゴはある、写真はない)
  • ドメインやサーバーはあるか(ex. 持っていない、よくわからないので教えてほしい)
  • 納期はいつか(ex. ○月×日までに公開したい)
  • 予算はいくらか(ex. △△万円を上限に、いろいろなプランを提案してほしい)

ここをなあなあにしてしまうと「せっかくお金を出して作ったのに、思ってたのと違う!」ということになりかねません。
痛い目を見ないためにも、しっかりと希望をまとめておきましょう。

2.見積もり

1の問い合わせを受けて、業者が見積もりや提案をしてきます。
気になることや要望は、遠慮せずにしっかりやりとりしていきましょう。
また、わからないことは正直に「わからない」と伝えましょう。
この段階で、仕様(どんなサイトにするか)、役割分担、お金の話をはっきりさせておくのがポイントです。

3.契約

条件のすり合わせが終わって「よし、頼もう!」となったら、契約に移ります。
ここは業者や案件によって異なる部分になります。

たとえば、manakawebでは「それではこの内容でお願いします」「それではこの内容でお請けします」と合意が取れた時点で契約とみなしています。
その際、ここまでのやりとりで決まった内容を、必ず双方が確認できる形で文章に残しておくようにしています。

4.設計

ワイヤーフレームという図を作ってサイトの骨格を決めたり、仕様書を作って細かな機能を決めたりします。
Webサイトの使いやすさや効果、目的が達成できるかどうかなどの大部分がこの工程で決まるので、よくよくチェックしていきましょう。

5.デザイン

Photoshopなどの画像処理ソフトを使って、サイトの見た目を作っていきます。
業者からデザインを提示されると、一見もう出来上がったように見えてしまいますが、そうではありません。
この段階でできているのは見た目だけ、つまり完成予想図です。

ここで「ちょっとイメージが違うな」「もっとここをこうしたいな」と思ったら、修正のリクエストを送ります。
これをデザイン修正と呼びます。

デザイン修正では、その時々の気分で要望をころころ変えたり、五月雨式に際限なくリクエストするのはやめましょう。
デザイン修正は決して簡単にできるものではなく、無理な要望は業者にとって大きな負担になります。
出されたデザインをじっくりと確認して、要望があればできるだけ具体的に、可能な限りまとめて伝えましょう。

6.ドメイン・サーバー手配

ドメインはWebサイトの住所のようなもの、サーバーはWebサイトを置くスペースのようなものです。
これらがないとWebサイトを公開することができません。
3の契約で決めておいた通り、自分で用意したり、業者に手配してもらうなどしておきましょう。

7.コーディング

いよいよ実際にWeb上で動くサイトを作っていきます。
5で決定したデザインをもとに、HTML、CSS、JavaScriptなどの言語を使って、ソースという暗号のようなものを書いていきます。
これが実際にWeb上で動くサイトになっていきます。

8.プログラミング

たとえば「自分でブログを更新できるようにしたい」「自分で写真を追加できるようにしたい」というような場合、この工程が必要になってきます。
PHPなどの言語を使って、ソースという暗号のようなものを書いていきます。

よく聞くWordPressというのも、プログラミングが必要なシステムになります。
ECサイトやWebサービスを作るのであれば、多くの場合、ここがメインの工程となります。

9.テスト

出来上がったサイトを実際にパソコンやスマートフォンで見たり使ったりして、問題がないかどうか確認します。
自分で更新する場合は、ちゃんと操作ができるかどうか、どんな風に更新されるかなども確かめておきましょう。

10.公開・納品

テストを無事クリアしたら、遂にWebサイトが公開され、納品(=制作終了)となります。

11.請求・支払

契約内容によりますが、多くの場合、納品後に業者から請求が来て、代金を支払うという形になるかと思います。
3の契約内容と、作業中に変更があった場合はそれも含めて、請求額と相違ないかしっかり確認しましょう。

12.更新・保守

Webサイトは作って終わり、ではありません。
むしろ公開してからが本番!
内容を更新したり、ブログを書いたり、コンテンツを増やしたりと、息長く運用していく必要があります。

運用中に不具合が出てきた場合は業者に連絡しましょう。
この、納品後の品質管理のことを保守、またはアフターサポートなどと呼びます。

 

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以上、いかがだったでしょうか?
こんな風に作るんだとか、思っていた以上に手間と時間がかかるんだと、知っていただけたら嬉しいです。

もちろんここに書いてあることがすべてではなく、案件や業者によって作業内容は大きく異なります。
Webサイトはオーダーメイド、ひとつひとつオリジナルで作っていくものですから、サイトごとに事情が変わってきます。
ですが、大まかな流れや作業を把握しておけば、実際に依頼するときにもスムーズですし、安心感もだいぶ違ってくるでしょう。

この記事が「Webサイトを作りたいけどよくわからなくて不安…」という方のため、少しでもお役に立てたなら幸いです。