自責、自嘲、自己嫌悪。やりきれない気持ちは怒りに変換して発散してしまおう

当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

海に向かって叫ぶ女子高生

こんな自分が嫌だ。
こんな世の中も嫌だ。
もうなにもかも嫌だ。

そんなやりきれない気持ちになること、誰にでもありますよね。

他人に対して怒っているのなら、まだやりようがあるというもの。
なにせ現代日本はストレス社会ですから、これに対処するための情報はそこらじゅうにごまんと溢れています。
わかりやすい話ですから、人からの共感も得やすいですよね。

問題はそうじゃないケースです。
もやもやと実態がつかめず、心も体も不快感で埋め尽くされる、そんなストレス。
自責とか、自嘲とか、自己嫌悪とか、そういった内向きのストレスです。

本当は外に向けて、怒り、不満、不安、その他のあらゆるドロドロをぶちまけたい。
でも、それが身勝手で子どもじみた気持ちだとわかっているからできない。
他人や環境のせいにしたって仕方ない、自分の問題だとわかっているからできない。
弱みを見せるわけにも、みっともない姿をさらすわけにもいかないからできない。

そうして行き場を失ったやりきれない気持ちは、自分自身に向かうことになります。
自分の拳で自分を殴り、自分の刃を自分に突き刺します。
こういうことを繰り返していると、自己肯定感がどんどん低くなり、自己無価値感がこじれ、無気力、抑うつ、果てはもっと深刻な状態にまで繋がりかねません。

そこでおすすめなのが、外に向けることのできない「身勝手で子どもじみた気持ち」を怒りに変換し、発散すること。
自分の内側に向けられる黒い気持ちを、明確に怒りと認識して発散することです。

自責や自嘲や自己嫌悪に苛まれている人は、普通「つらい」「苦しい」と感じているでしょう。
それを「怒り」として再認識するのです。
怒りの対象はどうしようもない自分かもしれないし、自分をこんなひどい気持ちにさせる他人、あるいは幼い頃に自分を支配していた両親かもしれません。
いずれにせよそれは「外に向けることのできない怒り」なんです。

そう認識できたら、あとは簡単。
通常のストレス発散方法と同じように、怒りを外に向けて打ち出すだけです。

めちゃくちゃに運動をして汗をかく。
ヒトカラで絶叫する。
絵や文章などの作品にぶつける。
信頼できる人に怒れる心の内を吐き出す。

ひどい気分に消耗して疲れてしまっているなら、まずは不貞寝して休むのもいいでしょう。
感情が煮えたぎって収まらないなら、攻撃的な音楽を聴くとか、刺激的な映画を観るとか、荒んだ感情に寄り添ってくれる娯楽もおすすめです。
でも、最終的にはやっぱり何らかの方法で外に向けて発散してしまいましょう。

自責、自嘲、自己嫌悪。
こういったものが無意味で非生産的であることは、当の本人が一番良くわかっています。
だからこそ、これらを上手に受け止め対処する術を身につけたいですね。